ブラックリストの載らない為の知識を学ぶ

以前はお金を借りてその返済が難しくなり、ブラックリストに載る人はそれほど多くありませんでした。なぜならお金を借りるための審査が厳しく、普通に暮らしている人がお金を借りるのは大変だったからです。しかし最近は携帯電話などを利用して簡単にお金を借りられるため、意外とブラックリストの人が多い時代になっています。

 

 

ブラックリストとはそのようなリストが存在しているのではなく、日本にある個人の信用情報機関が記録をしているデータのことを指してます。そのデータにはお金を借りた人の返済についての情報だけではなく、借入金額や借入先、返済の過程、勤務先情報、過去のクレジットカードの返済履歴など、あらゆるデータが保存されており、もし返済に問題があった時はその記録を残す形になっています。

 

信用情報機関の種類
全国銀行個人信用情報センター・株式会社 シー・アイ・シー(CIC)・株式会社日本信用情報機構

 

データが記録された場合は信用情報機関に登録している金融機関ならば簡単にチェックができるので、過去の返済のトラブルについてすぐにわかります。そのためブラックリストに一度載ってしまうと、その記録されたデータが削除されるまで金融機関からの借入が難しくなります。

 

起こしたトラブルによってデータの保存期間が変わり、大きな問題ほど長期間データが保管されます。例えば自己破産のような大きなトラブルを起こした時は、最低5年以上は記録が残るのでかなり長期的な問題になります。

 

自己破産の場合の記録保存期間
全国銀行個人信用情報センター:10年
株式会社 シー・アイ・シー(CIC):7年
株式会社日本信用情報機構:5年

 

それ以外の携帯電話の支払いの遅れなどは軽微なものならば、半年程度でデータが消えることが多いです。ただ短期間でもデータが残ることはあるため、小さな問題だからと行って甘くみていると大きなトラブルが発生することがあります。

 

ブラックリストに載ってしまう要因

携帯電話の支払い

今の時代は案外ブラックリストに載る人が多くいますが、それは簡単にお金のやり取りができるようになったことが原因です。

 

今は携帯電話を利用することが多いですけど、この製品は毎月一定の金額を支払うようになっています。その時に支払いで問題が起こるとすぐにデータが保存され、それが場合によってはブラックリストに載ることもあります。

 

昔の時代はこのようなことが起こることは少なく、電話を利用して大きな請求をされることはめったにありませんでした。一部の長電話をする人の場合はそういうこともありましたけど、今のように携帯電話が一般化した影響で色々なトラブルが起きやすくなっています。

 

今の最新型スマホでは機種代金が高額なので、月々の通信費に分割して支払うのが一般的ですが、そのスマホの分割も「割賦販売法」という法律での取引になるので、信用情報に記録されているのです。

 

実質0円に注意

スマホを契約する際、「実質0円」で契約した場合、月々の通信料とは別に端末料金を分割払いすることになります。そして上乗せされた分割払い分を通信料から値引きすることで「実質0円」としています。

 

この端末料金の支払い状況が信用情報機関に登録されるのです。つまり「実質0円」でも月々の通信料と共にローンの返済を行っている事になります。そのため、スマホの料金を滞納した場合、ローン返済を滞納した事になり、ブラックリストに載ってしまうという事です。

 

上記の通り端末料金の分割支払いが対象となるため、端末料金を一括支払いしている人が滞納してもブラックリストに載ることはありません。

 

近年このスマホ料金の滞納でブラックリストに載る人が急増しています。経済産業省も「携帯電話の分割払いにご注意を!」という注意喚起をしているほどです。「携帯が使えなくなるだけ」と軽い気持ちでスマホの料金を滞納しようとしている人は要注意です。

 

金融機関の貸し出し基準の緩和

以前の金融機関は借り入れの申請をしても、結果が出るまでに数ヶ月かかることもありました。そのため安易にお金を借りることができなかったのですが、今は簡単にお金を借りられるように変わっています。

 

軽い気持ちでお金を借りてしまい、その返済でトラブルになってブラックリストに載る人が増えています。昔の時代はお金を借りるための条件が厳しく、お金を借りるときもお店まで行って手続きをする必要がありました。しかし今はネットを使えばスマホを操作して、短時間でお金を借りられるように変化しています。

 

その結果ブラックリストに載る人が多い時代に変化をしていて、以前に比べてこのような立場の人が一般化してきています。

 

カードローンの多重申し込みに注意

金融機関からお金を借りたい時にうまくいかないと、別のところにすぐに申請をしてしまう人がいます。しかし金融機関は借入返済のデータを共有していますが、同時に借入申請のデータも共有をしています。そのため借入申請を短期間で繰り返していると、お金がない人物だと思われてブラックリスト扱いになることがあります。

 

こうした人は申し込みブラックと呼ばれ、一般的に1ヶ月以内に3〜4件以上の借入申請をしていると発生することが多いです。お金を借りる時は、一度審査に落ちたらしばらく時間を空けたほうが問題が起こりづらいです。

 

クレジットカードの支払い

クレジットカードは便利なので、社会人であれば少なくとも1枚は持っている人がほとんどですが、カード会社も信用情報機関に加盟しているので利用情報・返済履歴は全て記録されます。

 

返済が61日以上、又は3回以上(3ヶ月以上)滞ると事故情報に登録されると言われています。事故情報が登録されると、1年又は5年は記録が残ってしまうのです。

 

自己破産の場合の記録保存期間
全国銀行個人信用情報センター:5年
株式会社 シー・アイ・シー(CIC):5年
株式会社日本信用情報機構:1年

 

カード会社によっては、強制解約される場合もあります。その場合も記録が残るので、ブラックリストであることが信用情報加盟企業に知れ渡ることとなります。

 

カードの利用規約違反に注意

クレジットカードのショッピング枠現金化という手法は、法律上はまだグレーゾーン扱いとなっていますが、全てのカード会社で規約違反となっています。カード会社は決済店舗情報を把握しているので、現金化したことも把握されます。
規約違反を行った場合には強制解約されるので、自ずとブラックリストとなってしまいます。

 

奨学金の返済

今日本では奨学金を利用する学生がかなり増えています。奨学金事業の代表的な機関である日本学生支援機構によれば、現在は「大学生の2.6人に1人」が利用しているようです。

 

奨学金は、確かに手軽に利用ができ便利な半面、卒業後の返済がかなりの負担になり社会問題化しているのも事実です。返済ができずに滞納を繰り返したことでブラックリスト化してしまった例もあるようです。

 

実際にブラックリスト化については、日本学生支援機構のホームページの「個人信用情報機関への個人情報・個人信用情報の登録」のページにも書いてあります。このような問題を生じさせないためには、お金を借りる学生自身も、返済が滞るとどうなってしまうのか、ブラックリスト化されてしまうとどうなるのかをしっかりと知っておく必要があります。

 

そもそもなぜ奨学金の返済の問題が起こってしまうのでしょうか。

 

これには近年の就職難の問題もあります。借りた奨学金は就職後にじっくり返せばいいと思っていたのに、いざ卒業してみたら安定した職につくことができなかったり、体の不調で働けなくなったというケースもあります。

 

また返済が滞る人の中には、そうしたやむを得ない事情のほかにも、日本学生支援機構の調べ(http://www.jasso.go.jp/sp/about/statistics/zokusei_chosa/h25.html)によれば、「返すものだと思っていなかった」というような意識が低いことに由来するケースすらあります。

 

「奨学金」は、お金が支給される「給付型」といわゆる「借金」である「貸与型」の2種類があり、圧倒的に多い利用者は後者です。ただ実際には、「奨学金=借金」であることをあまり意識せず、前者のニュアンスに引きずられて気軽に利用する学生は多いのだろうと思われます。

 

返済の延滞やそれに伴うブラックリスト化の問題が増加しないためにも、奨学金に対するしっかりとした理解とそれをしっかり説明する教育機関の努力は欠かせないでしょう。

 

ブラックリストとは関係の無いもの

ブラックリストはあくまで「信用情報機関」での事故情報なので、それ以外の支払いについては全く関係ありません。

 

例えば、電気代や水道代などの公共料金や家賃、国民年金などの税金を滞納している場合でも、ブラックリストにはなりません。

 

ただし各種料金の支払いをクレジットカードで支払っており、カードの支払いで問題を起こすのはNGです。

ブラックリストになった場合のデメリット

 

ブラックリストは、信用情報を元に取引をする金融サービス上での信用力ゼロの状態を指し示す言葉です。従って、信用情報を審査に用いる金融サービスは一切利用できなくなると考えると分かりやすいです。

 

具体的には以下のことはできなくなります。

 

  1. クレジットカードの新規契約
  2. カードローンの新規契約
  3. 各種のローン契約(マイカーローン、住宅ローン、教育ローンなど)

 

クレジットカードを扱う信販会社、カードローンを扱う消費者金融、各種ローンを扱う銀行、いずれも指定信用情報機関に加盟しており、ブラックリスト情報を閲覧できる状態なので、当然ながら審査に落とされてしまいます。

 

過去に返済トラブル(金融事故と呼ばれています)を起こして信用力がゼロなので、新たにお金を借りることは不可能です。クレジットカードについては、ブラックリストになった場合に強制解約されることもあります。

 

日常生活に大きな支障はない

日常生活の全てがブラックリストによって不便になるわけではありません。信用情報と関係の無いところでは、特別大きな問題になることはなく普通に生活できます。

 

  1. 戸籍には関係ありません
  2. 会社を解雇されることありません
  3. 運転免許証・パスポートも影響ありません
  4. 料金さえ払っていれば住居・電気・ガス・水道・携帯電話などはそのままです
  5. 既存のローンについても料金さえ支払っていればそのままです

 

 

ブラックリストに載らない為に返済は確実にコントロールする

 

各種の返済トラブルによってブラックリストになるケースが大半なので、返済をコントロールできるようにシンプルにしましょう。お金を支払わなかったのではなく、支払いを忘れていて問題になったというケースを回避することが出来ます。

 

金を借りるところを限定するなどして、支払い時のトラブルを減らすようにすると問題を起こさないですみます。

 

またお金を借りた時に返済が難しくなることもありますが、そのような問題に対しては返済の計画をしっかり立てることが大事です。お金を借りるよりも借りた後の計画的な返済の方が大切です。どうしても返済が厳しい場合には、利用している金融機関に相談をすればリスケジュール(通称リスケ)などの対応をしてくれます。

 

一般的なイメージだとブラックリストの人は多重債務者や、ギャンブルなどで借金を作った人だと思われていますが、実際は普通に暮らしている学生が、知識が無かっただけで気がついたらブラックリストになっていた、というのは普通に起こり得ます。

 

今の世の中では色々複雑な支払いシステムがあり、金融機関も簡単にお金を貸してくれます。そのような利用のしやすい金融システムが、借金のトラブルを発生させやすい社会を作っている面はあります。もちろん便利な金融システムは評価すべきものですけど、それによる不利益が発生している点も考えておく必要は存在します。

 

意外に今の時代はブラックリストの人が多く存在していて、そういう人は普通に暮らしていてたまたま問題を発生させるのが普通です。そのため誰であってもこのようなトラブルに巻き込まれる可能性がありますから、金融機関を利用する時は注意も必要です。

 

ブラックリストは自己破産のような大きなものでなければ、一時的に載ることになってもすぐに解消されます。しかし一時的に載っている間は他の借り入れに制限を受けることもありますから、そのようなリスクがあることは理解しておいたほうがいいです。